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いともたやすく行われるえげつない雑記

【書評】諦める力/為末大

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どうもこんにちは!なるほです!

今回は書評です!自己啓発本です!意識を高めていきます!

為末大さんについてはぶっちゃけ全然知らないです。
陸上でオリンピックに出ていたぐらいしか知らなかったです。
kindle Unlimitedの対象本でやたら評価が高かったので読んでみました。

簡単な紹介と、感想を書いていきます。

概要

耐える人生か。選ぶ人生か。
前向きに「諦める」ことから、自分らしい人生が開けてくる。

諦めることは、逃げることにあらず。
与えられた現実を直視し、限られた人生を思い切り生きるために、
よりよい選択を重ねていくことこそが「諦める」ことの本質である。
オリンピックに3度出場したトップアスリート・為末大が、競技生活を通して辿り着いた境地。

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オリンピックに3回も出場した人が、「諦める」ことについて書いている本です。

結構珍しくないですか?
普通だったら「いかに諦めないか」みたいなことを書きそうなもんですけどね。

全体的な感想

いい意味で開き直れるきっかけとなる本だと思いました。

この本のスタンスは簡単に言うと「自分に向いていないことはきっぱりと諦めて、向いていることにリソースを割くといいよ」みたいな感じです。

ただ、この「諦める」も決してネガティブな意味ではなく「明らめる」というイメージで使われています。
向き不向きをハッキリさせるということですね。


為末さんは400mハードルの選手でしたが、陸上を始めてから高校の最後の大会までは100mの選手だったそうです。
中学の頃は全国に出るような成績で、このまま100mでオリンピックを目指すぞ!という感じでした。

しかし、徐々に100mのタイムが伸びなくなり、また頻繁に負傷するようになってしまいました。
そしてコーチから400mハードルの選手になるようにすすめられます。

当時は悔しかったし納得いくのにも時間がかかったそうです。
だがその後はオリンピックに3度も出場するほどの実力を付けられました。

「100メートルを諦めたのは、勝ちたかったからだ」

「勝つことに執着していたから、勝てないと思った100メートルを諦めた」

「勝つことを諦めたくないから、勝てる見込みのない100メートルを諦めて、400メートルハードルという勝てるフィールドに変えた」 

諦める力

トップクラスのスポーツ選手でも、こんな葛藤があったんだなあと思いました。
なんか親近感が湧きました。

憧れの人は自分の延長線上にいるか?

自分の憧れる存在が本当に自分の延長線上にいるかどうかということを、しっかりと見極めるのは非常に大事なことになってくる。
自分とはまったく接点のない人に憧れて、自分の短所を埋めているつもりが長所ごと削り取っている人はかなりの数に上ると思う。
僕はこれを「憧れの罠」と呼んでいる。 

諦める力

人に憧れることは決して悪いことではないです。
しかし、その憧れの人を目標にする場合には、自分の努力の延長線上の人物かどうかを見極めようってことですね。
そうしなければ自分を伸ばすどころか、逆に長所を削り取るような事態になってしまいます。

例えば、自分はチビで運動音痴なんですけど、そんな自分が今からマイケル・ジョーダンに憧れてバスケをしたところでトッププレイヤーにはなれないですよね。

こういうことをしている人が結構いるとのことです。
日本って「やればできる」みたいに、とりあえず努力しとけば何とかなるって風潮がありますもんね。

まず最初に向き不向きを確認しなければ、悲惨なことになってしまいかねません。

負け戦はしない、でも戦いはやめない

人間には変えられないことのほうが多い。
だからこそ、変えられないままでも戦えるフィールドを探すことが重要なのだ。

諦める力

だめなものはだめ、無理なものは無理。
そう認めたうえで、自分の強い部分をどのように生かして勝つかということを見極める。 

諦める力

 一見するとネガティブに思うかもしれませんが、凄く前向きな言葉だと思います。

「なんでも変えられる、無理なものなんてない」という前提があると、成功していない人は全員努力していないということになってしまいます。
これってめちゃくちゃ息苦しくないですか?

そうではなくて、一旦自分にできること、変えられることを考え、それを伸ばしていこうよってことですね。
凄く暖かい言葉だと思いますよ自分は。

しかし、だからといって速攻で諦めろということではないです。

こういうことを言うと、「じゃあ、別のフィールドに移ろう」と安易に流れる人も出てくる。
さしたる努力もせずに移動を繰り返すのは、諦めていいということを何もしなくていいことだと解釈しているからだ。
「諦めてもいい」が、「そのままでいい」にすり替わっている。  

僕が言いたいのは、あくまでも「手段は諦めていいけれども、目的を諦めてはいけない」ということである。
言い換えれば、踏ん張ったら勝てる領域を見つけることである。踏ん張って一番になれる可能性のあるところでしか戦わない。
負ける戦いはしない代わりに、一番になる戦いはやめないということだ。「どうせ私はだめだから」と、勝負をする前から努力することまで放棄するのは、単なる「逃げ」である。 

諦める力

「手段は諦めていいけれども、目的を諦めてはいけない」 「踏ん張ったら勝てる領域を見つける」
分かりやすいですね!

無駄に諦めずに愚直に努力し続けるのは意味ないし、かといってすぐ諦めるのは単なる逃げである……ここら辺の見極めがポイントですね。

目的を明らかにし、それを達成するための最短ルートを考えろってことですよね。
元オリンピック選手が言うと、説得力が半端ではないですね。


自分の目的か……なんだろうな……やはり成金になるってことですかね!
家が決して裕福ではないので、お金で困ることが何度かありましたし。借金(奨学金)もあるし。

その最短ルート……現時点ではブログかなあ……。
バイト代程度は稼げているから、伸ばせる見込みはあるんじゃないかな……まあこれからの自分にかかっているけど…。

こんな感じで為末さんの「諦めること」について書いてある本です。

最後に

いかがでしたか?

まあ書いてあることはまっとうなことしかないです。
どこかで聞いたことがあるようなことがほとんどです。

しかしそれがトップレベルのアスリートの実体験を交えて書かれているので、すごく頭に入ってきましたね。
これを何の成果も出していない意識高い系()大学生が言っていたら聞き流すところですけどw

それと体育会系の合理性のなさについてもちょいちょい書かれていましたね。
例えば、「なぜ400mハードルを選んだんですか?」と聞かれて「それが自分に合っているからです」と答えると、バッシングされるみたいな。

自分は普通に面白く読めたので、おすすめです。
「諦める」ことに罪悪感を持っていて悩んでいる方は読んでみてはどうでしょうか。

ではでは!